
( https://ja.wikipedia.org/ )
マラリアは寄生虫です!
マラリアは、寄生虫によって引き起こされる病気なのです!
寄生虫って響きが怖いです。
マラリア原虫を媒介する蚊は、「ハマダラカ」という種類になります。
ハマダラカの種類もいくつかに分かれていて、媒介するマラリアの種類も変わるそうです。
では、どのようにマラリアが広がっていくのかという事ですが、
・マラリア原虫を体内に保有しているハマダラカが人を刺し
・人にマラリア原虫が感染します。そして体内でマラリアが増殖する。
・マラリアに感染している人をシマダラカが刺すことで、蚊がマラリア原虫に感染する
というサイクルです。
また人の体内に入ってマラリア原虫が増殖する過程で発熱などの症状が現れるそうです。

( http://atm.eisai.co.jp/ntd/malaria.html )
このように人がいて、蚊がたくさん発生し、また人が刺されるといったサイクルがあると、マラリアの蔓延となるというわけです。
マラリアという病気
先ほど説明したように、マラリアは寄生虫により引き起こされます。そして媒介とする蚊は「シマダラカ」という種類になるのですが、マラリアの種類によってシマダラカの種類も変わるようです。
現在5種類のマラリアが確認されているそうです。
・熱帯熱マラリア原虫
・三日熱マラリア原虫
・四日熱マラリア原虫
・卵型マラリア原虫
・サルマラリア原虫
その中でメジャーで日本でも感染の可能性があるのが、「熱帯熱マラリア原虫」、「三日熱マラリア原虫」です。
熱帯熱マラリア原虫は、コガタハマダラカという蚊が媒介するマラリアで、24時間以内の治療がない場合には重症化しやすいマラリアだそうです。
日本では宮古島などの離島でのみ確認されている蚊ですが、温暖化に伴い北上する可能性も秘めています。
三日熱マラリア原虫は、シナハマダラカという蚊が媒介するマラリアで、症状としては比較的軽度だそうです。こちらのシナハマダラカは全国に分布しているそうです。
しかし日本ではマラリアを持っている蚊というのは確認されていなく、マラリアにかかったという場合でも海外で感染したという事例のようです。
ただ今後、マラリアが身近なものとならない保証はないのです!!
抗マラリア薬の耐性をもっている
人間は無能というわけではなりません。これまでにも様々な研究が行われ、薬が開発されています。
現在では、アルテミシニンと他の抗マラリア薬を併用する治療法がWHOに推奨されているそうです。その理由としては、各マラリア薬に耐性を持ったマラリアが確認されているそうです。
常にイタチごっこのマラリアですが、現在ではワクチンの開発も進み、さらにゲノム編集によってマラリア原虫に耐性を持つ蚊の開発も進んでいるとの事です。
この科学の進化にマラリアはさらに強化されていかないのか少し心配です。
ニワトリが救世主

( http://www.npr.org/ )
そこで新たな研究結果の発表です!
エチオピアの研究により、鶏が蚊を寄せ付けないということが分かったのです。
同じような家畜である牛、ヤギと羊と鶏を比較した場合、鶏の小屋を蚊は避けたのです。そしてそれは、ニワトリの人工的なフレーバーでも同じような結果となり、他の動物の場合と比べ90%の蚊の現状が確認できたそうです。
さらに違う実験では、天井から鳥かごを吊るした場合でも、80%の蚊の減少が見られたそうです。
現状においてもマラリアは蚊帳などで、蚊に刺されること自体を予防することで、かなりの蔓延を抑えられるそうです。
海外でマラリアが蔓延している理由にも家の構造があり、蚊を寄せ付けない予防という面が大きいと言います。日本では建物の気密性が高いですから、そういった面でも実はマラリアの蔓延という事態は起こらないと考えられているのです。
このニワトリの結果は、に蚊そのものを寄せ付けないものであるので、ジカ熱などの蚊を媒介とする他の病気にも応用されるのではと期待が高まっているのです!!
ちょっと心配インフルエンザ
ニワトリと聞くと違う伝染病を思い出してしまいます。
それが鳥インフルエンザです。
一般的には鳥と豚をつうじて、人へ移る病気がインフルエンザです。毎年たくさんの人が感染し、世界での死亡者数は、いまだにこんなにあるのです。
そして新型インフルエンザとして知られる一つに、鳥インフルエンザというものがあります。一般的には鳥の間で感染が広がるもので、養鶏場などへ重大な被害をもたらすものとして広く知られています。
しかし鳥インフルエンザで懸念されているのは、豚をかいさずとも人へ感染してしまうインフルエンザです。人が普段、感染しているタイプとは異なることから、感染が拡大する(パンデミック)が懸念されているのです。
このようにニワトリで、マラリアを対策ができたとしても違う問題が出るのかもしれません。ワクチンとは違うアプローチによる予防としてニワトリは期待はされますが、そのような他の危険が潜んでいるかもしれないのです。
何が正しくて、何が間違いなのか結果が出てくるまではわからないですが、ニワトリによる対策は、他の遺伝子操作や薬品による対策よりもより、ナチュラルで副作用も少ないような気はします。
それではまた世界のニュースもお届けできればと思います!!でわまた。
via: http://www.borgenmagazine.com/chickens-may-limit-spread-of-malaria/