『世界のNGO』トップ10を調べたら何かできないか考えるようになった!!

世界のはいろいろな問題があります。教育や医療、災害や紛争。差別や貧困。これらの問題に各国政府もさまざまな政策で対応しています。しかし普段生活している中で感じる不都合な状況は解決できません。そんな問題を支えてくれるのがNGOです。政府を動かす存在として活躍しているのです。

NGOとは


NGOとは「Non governmental Organization」の略で、非政府組織となります。政府からは独立した団体であり活動範囲としては、貧困問題や紛争などさまざまにあります。また似た名称でNPO(Non profit Organization)があり、こちらは非営利組織となります。
この2つに大きな違いはありません。どちらを強調するのかといったぐらいです。また日本国内の法律でいえばNPO法人という規定があるため、NGOであってもNPO法人登録として登録が行われます。NPO法人となると社会活動に従事しているという事から税制優遇が受けられる仕組みとなっています。


世界TOP10のNGO


スイスの「NGOADVISOR」が規模や活動内容などを精査しNGOをランキングを発表しています。今回はその中よりTOP10をご紹介。

私たちの知らないNGOの名前がそこにはありました。
(公式ページ:https://www.ngoadvisor.net/


1.BRAC(bangladesh rural advancement committee)


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1972年にバングラデシュで始まったNGO。現在は世界各国で活動を行っている世界最大級のNGOです。活動は衛生、経済、農業、貧困、ジェンダーなど多岐にわたっています。

◎活動事例紹介
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バングラデシュという国は、まだまだインフラが弱くそして洪水が度々起こっているようです。BRACによると国の5分の1は、洪水の影響を受けているというのは驚きの数字です。また洪水はただ単に生活が困難になるだけでなく衛生面の悪化による感染症の広がりなどの影響もあり、このような問題に対してBRACは政府と共に対応を行っているとのことです。
(公式サイト: http://www.brac.net


2.国境なき医師団(MEDECINS SANS FRONTIERES)


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こちらのNGOの名前は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。紛争地域や災害などどのような場所にでも医療を届けるスペシャリストチームの「国境なき医師団」です。

◎活動事例紹介
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コンゴ民主共和国では、黄熱病が流行しているそうです。そしてこの黄熱病は薬で直らないそうです(活動報告を読みはじめて知りました)。これを食い止める唯一と言っていい方法が予防接種だそうです。国境なき医師団では、10日間で1050万人規模の予防接種を実施予定とのことで、NGOとしての規模の大きさにも驚きます。
(公式サイト:http://www.msf.org/ 、日本公式サイト:http://www.msf.or.jp/


3.スコール財団(skoll-foundation)


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社会企業家という言葉を知っていますか?ざっくり言うと社会問題の改革のために企業として活動を行う企業家の事を指します。その中で注目されているのが、ジェフ・スコールさんです。なんとebayの初代社長だったそうですよ。そしてスコール財団は、社会問題の解決のために世界各国の社会企業家へ投資をしているのです。直接的に何かをするというよりもNGO団体を支援するNGOということになります。

◎活動事例紹介
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こちらはその中の投資先「saudecrianca」の事例を紹介します。オリンピックが開催されたブラジルで子供の支援を主として活動する団体です。その中でskollのレポートの中で報告されていた活動は、構造的不平等の改善というものへ着手しているようです。社会構造による不平等、貧困の改善は複雑とレポートでも書いてある通り困難な課題です。しかし社会企業家として持続的な活動が期待されています。
(公式サイト:http://skoll.org/


4.デンマーク難民評議会(Danish Refugee Council:DRC)


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DRCは、紛争地域に関連した支援を行っているNGOになります。避難所、難民の保護、さらにビジネストレーニングなどの活動を行っているそうです。創立は1956年ハンガリーからデンマークへの難民非難を受け入れたことから始まっています。だから難民支援が専門なのです。

◎活動事例紹介
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DRCではトルコへの難民支援の一環としてコミュニティセンターが作られたそうです。これは難民の人たちが避難してきた国で社会生活をおくるための支援となります。近年の中東の混乱による難民の増加が問題となっていますが、このような対応が行われていることは報道では目にできない情報です。
(公式サイト:https://drc.dk/


5.オックスファム(oxfam)


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オックスファムは、貧困をなくす世界的な活動をしているNGOです。持続的開発、教育、権利保護や人道支援などを中心に、貧困となる構造的な問題に取り組んでいるそうです。こちらは日本の団体もあるのでチェックしてみてください。

◎活動事例紹介
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中米ホンジュラスでは、近年の気候変動の影響により干ばつが続いている地域があるそうです。これにより農業や食料的な問題が発生しています。さらにこのような厳しい状況の中では女性の待遇は悪く、男性よりも厳しい状況に置かれるそうです。このような干ばつの問題やジェンダーの問題に対してひとつの取り組みが実施されています。
28の団体と共に1つの法案の策定がされ、金融的・技術的な支援を政府が行うというプログラムが実施されることとなったのです。NGOはただ非政府組織として政府と別で動くのではなく、政府を動かす存在であるという事がこの事例からも感じ取れるかと思います。
(公式サイト:https://www.oxfam.org/en/ 、日本サイト:http://oxfam.jp


6.アショカ(Ashoka)


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アショカでは、単純な援助ではなく社会問題の構造を変えることを目的として、そのような社会変化を起こすことの出来る人への支援を行っているNGOだそうです。アショカでは、そのような社会変化を起こせる人を「システミック・チェンジメーカー(SystemicChangemaker)」と呼んでいます。
さらに教育にも力を入れて、現在では認定大学やチェンジメーカースクールなども進めているそうです。「おかしいと気づいた事を変える能力」を育てることを目標としています。

◎活動事例紹介
2016年にJPモルガンとパートナーシップにより、15人の社会企業家への支援が行われることになりました。大企業では単純なボランティアや地域振興という視点から、積極的な社会変革へ乗り出す姿勢へと社会貢献の形も変化してきているようです。
(公式サイト:https://www.ashoka.org/ 、日本サイト:http://japan.ashoka.org/


7.マーシーコー(Mercy Corps)


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災害、紛争など危機的な状況にある世界のあらゆる場所で活躍するアメリカのNGOです。実際の活動は農業支援や公衆衛生、教育など多岐にわたっています。

◎活動事例紹介
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エボラウィルスの拡大に関してもマーシーコーではアフリカのリベリアにて緊急支援を行っています。2015年5月にエボラウィルスの終息宣言がリベリアにて出されたようなのですが、実際には小規模な発生は継続しているそうです。マーシーコーでは、まずウィルス感染への教育キャンペーンを行い、広くリベリアの人へ公衆衛生の重要さの教育について支援を行っています。
さらに農家などの農業支援なども行い、地域の安定化を目指し、今後発生するともわからないエボラ危機への対応を強めているそうです。
(公式サイト:https://www.mercycorps.org


8.LANDESA


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LANDESAは、貧困による土地の権利を守ることを目的としているそうです。食糧支援や公衆衛生などはよく聞きますが、土地の権利を主としているNGOというのは初めて聞きました。その中で農村部の開発などを支援し、貧困者・ジェンダーに対応しているとのことです。

◎活動事例紹介
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インドのウッタル・プラデーシュ州の農村の事例では、土地を持たない人々へLANDESAと政府の支援により5名の女性の家族に土地が配布され、安定的な農業就労の基盤が作られたようです。
(公式サイト:http://www.landesa.org/


9.セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)


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「子どもの権利」保護を専門にイギリスで1919年に設立されたNGOです。子供の権利といってもさまざまあります。まず生きる事、そして育つこと、守られること、参加すること。そのような権利がしっかりと守られるために、セーブ・ザ・チルドレンでは、さまざまな活動を行っているようです。日本でもポスターなど最近よく目にするようになってきたと思います。

◎活動事例紹介
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エチオピアでは、50年間でも最も厳しい干ばつに直面しているそうです。その為、避難民として暮らす人がでています。そのような自然災害に対しても、セーブ・ザ・チルドレンでは実施しています。

またつい最近の支援では、2016年8月のイタリアでの地震に対して、子供たちのトラウマに対応するための、精神的な支援策を打ち出しています。世界の広い地域に迅速に対応できる協力体制が整っているようです。
(公式サイト:http://www.savethechildren.org.uk/ 、日本サイト:http://www.savechildren.or.jp/


10.ハンディキャップインターナショナル(handicap international)


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体の不自由な人や弱者への支援を行ってるNGOとなります。また地雷やクラスター弾の撤去にも積極的に支援し、国際的な禁止に寄与しているそうです。

◎活動事例紹介
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混迷が続くシリアでは、多く人々が戦火の被害にあっています。この写真の子供は、空爆による被害で外傷性脳損傷と足の骨折を負いました。ハンディキャップインターナショナルでは、理学療法などによる回復を支援しています。
(公式サイト:http://www.handicap-international.us/


NGOを知る必要性


上記のTOP10だけでも、活動内容には違いがありました。これ以上に多くのNGO・NPOなどが世界、国内で活躍しているのです。

しかし!
私たちに情報として届いてこない。
私たちが見に行かなければ届かない。

そんな状態だと思います。私も調べるまでは、どのようなNGOがあるのか知りませんでした。

本当は、もっとNGOの現地情報や日々の生活・活動が知れるような楽しいサイトを作れればいいのですが時間が足らない状況もあるので、まずは定期的に何かしらお伝えできればと思っています。皆さんも各サイト開いて、自分に響く活動を見つけてみてください。